どらまDEあらし

今更すぎて正直どうでも良くなってますが、やっと!やっと正月スペシャルドラマを観れました。
せっかくだからこの遅すぎ、という思い出も含めて残しておきます。

オリエント急行

•三谷作品好きな私は普通に楽しみました。前後編の構成も良かったですし、すぐろさんを通してどんどん話が進んでいく感じが好きです。野村さんや克実さんのキャラも軽さがあって良い。あと他の三谷作品の例にもれず、音楽がどれもこれも好きです。

•幕内くんの変態好青年っぷりが大変良かったです。奥様のためだけにノリノリで人殺し計画に賛同する幕内くん。彼は奥様への執着とカサケンへの憎しみという感情のみで一連の行動をしている気がします。だからこの計画の仲間たちへ感じちゃいけない寂しさを抱いたり、カサケン以外の悪者に対しては無責任な正義感を持って制裁を加えようとする。罪悪感なんて微塵も感じず、道を踏み外している意識は皆無っぽい。
この先彼はどう生きていくんだろう。奥様との思い出だけを頼りに生きていくのか。大佐一家との関わりが深い人たちには皆に言えることですが。
さすがというかやはりというか、二宮くんは主役以外もめちゃくちゃ似合いますね。ああいう色物ももっとやってほしいです。

•たまきひろしが終始かわいそうだった。

料理人

•一ヶ月弱遅れての視聴。正月気分を二度楽しめてお得な気分です。

•料理人の翔さんは大使館という職場がダイレクトに響いてる。ドラマを通して政治的な問題を投げかけている偉い人のよう。レシピの説明すらキャスター感。

•家庭の翔さんは父と夫の顔を巧みに使い分ける男だった。娘との触れ合いは本当似合っててあぁいいお父さんになってほしい、と思いました。
その一方で、ひとみんって笑顔で首を傾げてそれ以上何も言わせない雰囲気を出す翔さんがかっこよくて辛い。最近の翔さんは圧力ある笑顔が似合う役柄が多くて困ります(かっこよくて)。
あと蘭ちゃんの好意も自覚的に利用してるようにしか見えない。普段のキャラから逸脱して、狡猾だったり男っぽかったりする翔さんを期待している自分が浮き彫りになって罪悪感を感じます。


お芝居って普段のイメージから離れた役を観られるのが良いですよね。嵐はすっかりキャラクターが固まっているのでドラマが楽しいです。今年もお芝居の面でのご活躍も楽しみにしています。