むだなはなし

ROLaとドラマ。


なかなかに今更ですが、ROLaのにのさんが良かったです。
ひとまず部屋着みたいな服装でごろごろしているのが大変素敵で入手したんですが、人に注目される仕事をするにのさんのスタンスを感じられるインタビューでした。

その人(周囲の人)が見て、その人に認識されて、初めて"そのキャラクターの時間"が動き出すから。

自分っていう人がいて。「この人、変わってるな」とか「すごい独特な答え方するな」っていうことで、初めて自分が、そう思った人の中に存在する…そこから生き始めるんですよ。

周りの人たちに認識されて初めてキャラクターは確立されるから、役作りはしない。とてもにのさんらしいと思います。
そして、アイドルとしての自分の在り方についても同じように考えているんだろうなと思いました。

にのさんは人に見られるということにとても自覚的で、寛大です。あまり自分のキャラクターを主張しない。いやケチキャラとかゲーマーとかはありますけど、性質的な部分では、世論に身を任せている印象があります。雑誌でも、「どう見られてもいい」的なことをよく言ってますよね。

好きな人にたくさんの希望を持ってしまうファンもいる中、にのさんの受け入れ体制はとても優しい。

でも、一方でこれは二宮さんの自己防衛でもあるのかなと思います。
やっぱり正しく自分を理解してもらうのは難しいことだから。普通の人でもそうなのに、国民的アイドルの持たれるイメージの幅広さなんて想像もつきません。
あえて「どう見られてもいい」と事あるごとに発言する二宮さんを正しく理解してくれる人が、二宮さんの周りにたくさんいることを祈ってしまいます。

こうやってにのさんの性質を知ろうとする私のような人間を、二宮さんは無駄なことをしている人と感じることでしょう。正論でしょうし、本望であります。


ドラマはなんだか、にのさん大人になったなぁ!と思いました。やっぱりさ、若い子たちと並ぶとね、違うね、肌とか。
たも先生が何をきっかけにやる気を出したのか分からず戸惑ったりもしましたが、まぁそれは私の読解力不足と土9ぽさということで。

熱いにのさんはかっこいいし、生徒たちはみんな可愛い。特に奏多くんが変人ですごくいい。
あと、勝つためにみんなで考えようっていうメッセージが突き刺さりました。新年度になって仕事内容が変わりつつある私にとって他人事じゃない。人に教えてもらうだけじゃなく自分で考えないと、変われないどころか捨てられる。たも先生ありがとうございます。

穿った見方をせず、単純に応援したくなりました。4月スタートのドラマにふさわしい、前向きな気持ちになれる内容だと思います。みんながんばれ。私もがんばろう。