優しいクリスマス

「デビクロ君の恋と魔法」を読みました。好き放題言っています。



「100回泣くこと」でも思いましたが、中村さんの文章は淡々としていて読みやすいですね。その分出てくる人たちの切実さが際立つ感じがして私は好きです。あと内容が非常にキラキラしてるので、これくらいのあっさりさがバランス取れてる気がします。

光くんはもう相葉くんでしかイメージできません。きっとかなり早い段階から映画の話も進んでいたと思われるので当たり前かもしれませんが。お人好しで繊細ででも闇を抱えてて、それを悪いものとしてひた隠しにする。もう相葉くんぽいワードが満載。まさにこういうイメージのある人だよなぁと思いました。こんな役やってほしいなぁとも思っていました。*1
しかも書店員て。磨けば光るって。各方面に菓子折りを持って挨拶に周りたい気持ちです。

斗真君がやる北山さんは、映画だと漫画家なんですね。ということは編集者でもなんでもない漫画家(でも売れっ子)に激しくダメ出しされるのか。*2しかもあんなイケメン漫画家に。つらい。



あと、物凄く誤解を招きそうな事を言います。




杏奈って二宮くんっぽい。

違うんです。ラブがどうとかではないんです。
光くんのきれいさもどろどろしたところも全部好きなところが、ミラクルな相葉くんも人間くさい相葉くんも支えてくれる彼を彷彿とさせます。
槍ヶ岳の山頂で相葉くんがお腹空かせてたらひきこもりの二宮くんもご飯持って登山しそうじゃないですか。そんな健気なところも似ている。
あくまで私の感想ですすみませんでした。


大きくて深いテーマがあったり緻密な展開でひきこまれたり、そういう内容ではないと思います。でも、少し幸せを感じられる。そういう感じがちょうどよかったです。こんな優しい映画に出てくれて嬉しいです。

*1:ついでに言えば、何をせずともモテまくって仕方ない役もやってほしい

*2:原作で光くんは編集者である北山さんに自作の絵本をダメ出しされます。