スターとファンク

タイトル通りの話で、お察しの通りくだらなさしかありません。

Japonismツアーが続いていますね。私は名古屋公演に行ってきました。
原点回帰で日本やジャニーズを振り返る、というテーマ通り、色々と挑戦したり試行錯誤したり、タフなグループだなぁと感心しました。

ツアー自体についてはまだまだ考え中なので、とにかく今話したい相葉くんのソロについて話します。


最初にMr.FUNKというタイトルを見たとき、どきっとしました。これはどう見ても前回のディスコスターを意識してるんじゃないか。

私は前回のツアーに入ってないので完全に知ったかぶりをかましますけど、コンサートに参加した友達たちが帰ってくると皆ディスコスター様の話しかしなくなっていて、恐怖すら感じた事をよく覚えています。*1

私にはディスコスター様と同じ路線で、ディスコスター様を超えるパフォーマンスができるとはその時点で到底思えませんでした。
失礼な奴ですみません。でも凄く不安だったんです。

そんなこんなでアルバムが発売されてみると、ファンクさんはやっぱりディスコスター様を意識していましたが、ちょっと方向性が違いました。そして私は夢中になりました。
なんというか、凄く強制力のある人。
ディスコスター様はとにかく華やかで全人類に愛される、圧倒的カリスマ性を持った人でした。
でもファンクさんはもっとダークで従わざるを得ない、力で人を魅了する人で。

あぁそうやってディスコスター様との違いを出すんだ、超かっこいい。ファンクさんがステージをするクラブに通いたい。ファンクさんにひれ伏したい、横目で見られて道を開けなって言われたい、とまで思いながら曲を聴いていました。


そういう風に立派な狂信者となって参加したコンサート。
やっと肉眼で見る事のできたファンクさんは、私のイメージとは程遠い人でした。

なんだあれ。
なんだその気球、そして衣装。
どういう意図の振り付けなんだ。
なんでエアリアルティシューなんだ。すごいけど。

私は勝手にFUNKさんへ夢を抱いていました。相葉くんだってちゃんと、彼はディスコスター様にコンプレックスを抱いた人間だって説明してくれていたのに、私が盲目すぎたんです。

ファンクさんはやっぱり、どうやってもディスコスター様に勝てるわけがなかった。というより勝負するまでもない、下手するとディスコスター様に存在すら知られてない人なのかもしれません。
そしてファンクさんはそんな事、ずっと前から知ってたんだろうなって思います。
でもその事実を認めてしまったら、自分の存在意義が見えなくなるから。だから一方的にでもディスコスター様をライバル視して、相手がやっていない事を模索して、そしてエアリアルティシュー。

そういう、とにかくがむしゃらに泥臭くても前に進もうとする人、それがファンクさんなんだと思います。
本人だって言っていた。
夢が覚めてしまっても 何度だっていいよ また夢見ようよ
って。

笑顔がキラキラしてて華やかで誰からも好かれちゃうディスコスター様と、上手くいかなくても直向きに必死に努力して皆に応援されるファンクさん。
結局二人共、どうしようもないくらい相葉くんらしいキャラクターだなぁと思いました。
そんな風にいろんな顔を持ってて、でもコンサートでもない限りそういう顔を見せない相葉くんがやっぱり大好きだなぁと。

すごく良かった。相葉くんが好きで良かった。


まじで頭のおかしい痛い日記を世にさらしてすみませんでした。でも誰かに言いたくて。
あと言うまでもなく嵐もJr.も皆かっこよかったです。
年末に向けて続いていくツアーも、無事に楽しく終わるよう願っています。

*1:私が相葉担だからという可能性は大いにあります

分かれ道の先の先

BLAST宮城の初日に行ってきました。その2。

今回のコンサートは復興支援と今の嵐っていう二つの意味合いがあると思っていて、やっぱりその辺が印象的でした。


東北でコンサートをする事について。
発表された時からあーさすがだな、と思っていましたが、それと同時に色々壁があるだろうな、と思っていました。
予想通りに参加までには本当にいろいろやらなきゃいけない事がたくさんあって、もう会場にたどり着いたところで達成感がすごかったです。

でも、想像していたよりも色んなことがずっとスムーズでした。
バスは時間通りに着くし、電車もたくさんあるし、宮城中で行列は発生してたけど大きな混乱には出会わなかった。
この一連のイベントに関わる人たちが準備して考えて気を配っていないと、こういう風にはならなかったなと思いました。

あと家族連れがとても多かった。宮城観光もしましたが、とても楽しそうに娘さん(ツアーT着用)と写真を撮るお父さんを見て、こっちが幸せになりました。
義務感とかでなく、皆が普通に楽しむことで少しでも支援につながったのなら、このイベントは成功じゃないかと思いました。
もちろん私の知らないところで大変な目に遭ったり現地の人が迷惑してたりする事はあるかもしれないけど、私が出会ったタクシーの運転手さんやホテルのスタッフさん、観光地で働く人たちなど全ての人が本当に優しくて、嵐抜きでもとても楽しい旅行でした。


コンサートについて。
復興支援の名目らしい、地元の人たちとの合唱や地元のお祭りを取り入れた振り付けや宮城の映像、そういうのを嫌味なく流れも自然に見せるあたり、嵐の演出の巧みさや自分たちの使い方の上手さを実感しました。

宮城でのコンサートはTime以来ということで、ソロもTime以降から選んで歌ったり、そもそも全体の選曲も最近のものが多く、やっぱり今の嵐というのを全面に押し出すコンサートだったと思います。

一番印象的だったのはやっぱり翔くんソロ。まさかこのBLASTでChapter2なんて思ってもいませんでした。
あれを見て自分でも信じられないくらい動揺しました。
翔くん、ひいては嵐は本当に前だけ見て歩くんだなぁ、と。
15周年をとにかく感謝しながら迎えて越えた嵐は、いろんなものを置いてまた新しい道を行くんだなぁ、と思いました。
そういう所信表明をストレートに、もう怖いくらいはっきりと言う嵐を見て動揺しました。
ずぶずぶになってた状態を抜け出すために新しい道を選びとったことは数年前から分かっていたし、事あるごとにそれを伝えてくれていた嵐だけど、感覚的にはここまではっきりと言われたのは初めてな気がして。

私は楽になりたかったんだと思います。嵐は優しいからずっと気持ちを見せてくれていたけど、全てを受け取るにはあまりに嵐の規模が大きすぎる。もう前を見て欲しくて、そうやってはっきりしてほしくて、でも勝手ながら自分でそうふんぎりをつけるにはばかみたいに寂しくて。
そういう中で引導を渡された気分です。衝撃的で動揺して今もわけが分からないけど、多分そういうことです。


ただ、今回のコンサートはBLASTで、嵐の今を見せるコンサートで。
そういう線ではなく点で見せる今回のコンサートだから、翔くんは今この瞬間に考えてることを教えてくれたのかな、とも思います。
だから、ツアーでもう一度、確認したいなぁと思っているのです。

なんか私いつも同じ結論*1になる気がしてますけど。だって嵐の考えてることを知りたいんだよ。


嵐ファンでいることはまだ変わりそうにないけど、私の気持ちにも色々一区切りつけるきっかけになりそうなコンサートでした。
あと残りのコンサートも幸せに終わりますように。

*1:次のコンサート行きたいな、みたいな

みやぎよいとこ

BLAST宮城の初日に行ってきました。

やっぱり野外のコンサートはとても楽しい!
ゲスい言い方をすると、お金かかってるなぁ!というのが分かりやすく目に見えて、まさにお祭りって感じでした。

感想とも言えない、私の日記を残しておきます。

•最初の挨拶はお祭りならではでした。相葉くんから始まるため、あーまたふざけちゃってるよかわいいなぁ、と呑気に思ってて、次の翔くんのいらっしゃいませで発狂。続くにのの挨拶であーもうチケ代の元をとったな、と思い、松潤と大野さんの挨拶がかわいすぎて必死に叫びました。挨拶盛り上がってるよ!ということを伝えたくて。過保護ですみません。

•始まる前からキングスライムみたいなのが宙に浮いてて何だアレって思ってて、コンサートが始まったらそれがステージに埋まったり、また浮いたと思ったら王冠だけになってたり、最終的には嵐がそれにつかまって宙に浮いたりしてて、もう序盤はあの装置の動向に夢中でした。ちょっと嵐の記憶がないくらい王冠を見てました。事前に浮かせとく必要性が見えなくて笑える。

•フライングって上の方のファンにメンバーがちらばって近づいてくれるっていうのが魅力の一つだとは確かに思うんですけど、五人集まって飛んだらあんまり意味ないんじゃ、という意見は却下したいです。自分に近付いてくれるより、メンバー同士が近付いてくれた方が嬉しい、そんなファンは多いはず。6畳1間にこじんまりとさせておくのが一番面白くなるのが嵐。*1

•相葉くんのソロがかっこよかったです、という小学生みたいな感想が出ちゃうくらいかっこよかったです。
いつもゴテゴテしたりふわふわしたりする衣装が多めの相葉くんですが、シンプルなシャツにジーンズというなんでもない服装が本当に似合ってて、それでじゃなくてを歌われてもなんか説得力ないくらいでした。これで友達止まりなんて嘘でしょ絶対。

•にののオリジナリティーが発揮されていました。流そうとするも、ファンが反応しちゃってこらえきれず笑う二宮くん(言うまでもなく耳真っ赤)。
その後間違えたことを認めないばかりか煽るファンのせいにしてて、あーそうでも言わなきゃこの状況耐えられないよね、そこに触れないで終われないよね、分かるよ二宮くん!ガンバ!ってまた二宮くんの人間らしさに胸を熱くさせました。

•個人的には松潤のソロが最高でした。あーこれこれ!もはやかっこいいのかなんなのかよく分かんないけど、でもキャーキャー言っちゃうよこれ!みたいな。でも動きは本当きれいで、あんなに宙に浮いてくるくるしてるのに足先まで美しかったです。

•翔くんがMCのタイミングを間違えて、座らされたり立たせられたりして最高でした。初日っぽい。そこに二宮くんがフォローに入り、松潤がファンを煽って軌道修正というのもまた嵐らしい。

•大野さんは正直登場と最後の挨拶は見てられなかったんですけど、でもいつも通り、もしかしたらいつも以上にダンスが切れてて、MCでも穏やかに喋っていて安心させられました。とにかくあなたの幸せを願ってる。

•アクセントダンスから曲へのつなぎがかなり好きでした。お金も時間もアイデアも出し尽くした、って感じに練りこまれていて、踊る五人の雰囲気の作り方も本当にプロで、このかっこいい嵐を見たくてコンサートに来てるんだ、と思わされました。


初日なのでフロートの動きとか音響とかいろいろあったと思いますが、それを十分補う程に楽しくかっこいいコンサートでした。終わった時に寂しさよりも充実感が勝っていて、コンサートのあるべき姿ってこうだなぁ、としみじみ思う良い公演でした。

*1:個人の意見です